こんにちは。
気にしいで、潔癖で、寂しがり屋で、天邪鬼で、完璧主義で、内向的で、傷つきやすくて、なんか人よりも辛く感じてしまう。
そんなあなた、HSPってご存知ですか?
最近は「繊細」や「傷つきやすい人」などのワードをよく耳にしますね。一種の流行りといった感じでHSPという言葉を耳にすることも多いと思います。
HSPって聞くと病気のように聞こえるかもしれません。最近聞くHSPに自分も当てはまっているのかも?と思いながらも、どうしたらいいかわからないという方もいるかもしれません。
今回はそういう方のためにHSPの理解におすすめの診断や本をご紹介したいと思います。
HSPとは?
HSPはHighly Sensitive Personの略で直訳すると、傷つきやすい人という意味です。
アーロン博士によって提唱された人の気質で公式サイトを拝見したところ、HSPの特性に関して下記のような記述がありました。
まぶしい光や、強い臭い、肌触りの悪い布、近くを通るサイレンの音といったものに容易に圧倒されてしまう。
短時間に多くのことを抱えるとあわててしまう。
暴力的な映画・テレビ番組を見ないようにしている。
忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋、もしくは一人になって刺激をやわらげることができる場所に閉じこもりたくなる。
生活する上で、動揺したり圧倒されるような状況を避けることを最優先にしている。
デリケートで繊細な、香りや味・音・芸術作品がわかり、それを楽しんでいる。
豊かで複雑な内面世界をもっている。
子供のころ親や先生は、わたしのことを繊細あるいは内気だと思っていた。
音や光や匂いや人の感情、いろいろなものへの感覚が他人よりも敏感で苦労をしてきた。
こんな人はHSP気質に当てはまるのかもしれません。
次は自分がHSPを自覚した診断をご紹介します。
HSPという言葉との出会いとおすすめの診断
自分自身のHSP的な状態の自覚
私自身HSPと自覚するまでに、下記のような状態を自覚していました。
これらの生きづらさにHSPという名前を付けられたことで気持ちが軽くなりました。
近くで怒っている&怒られている人がいるとととても気になる
近所のお店やお家の変化によく気がつく
殺人事件やレイプなど理不尽な事件の情報を聞くと何日もそのことを考えてしまう
季節の変化に気がつく
見栄をはる必要はないと思いながらも舐められないように最低限飾らないといけないと思う
刺さることを言われたときにずっと気になってしまう(半年ぐらい覚えてしまう)
家の外をバイクやトラックが大きな音で通過すると心臓がびくっとする
ワインのコルクを引き抜くポンって音が苦手でワインを買うのをためらう
夏の光にチカチカして頭が痛くなる
満員のエレベーターみたいに人がぎゅうぎゅうに箱詰めされる空間にいると気分が悪くなる
車の匂いが苦手で乗るのが辛い
部屋が散らかっていると頭がグルグルしてまとまらなくなる
やることがたくさんあると辛いと感じてしまう
人から期待されていると動きづらい
作業を眺められていると集中できないしストレス
指示をもらう時はなんでなのか理由がわからないと動きづらい
また、HSPは性質であって障がいではないと言われていますが、自分個人としては「なんでもいい」という思いでした。
自分がHSPを知るまでは、「きっとうつになりやすい体質なのだ」とか、「ADHDの一種なのかもしれない」「人よりも潔癖症で潔癖を治せないから辛いんだ」など、どうにか自分に折り合いを付けようとしていました。それがやっと自分と似たような性質の人を探しやすくなって、自分という性質を調べて認識できると感じると救われる気持ちでいっぱいでした。
実はHSPの中にも種類があり、自分はHSPの中でもHSSタイプだということも後々発覚したのですが、その話はまた次回させていただければと思います。
HSPのおすすめ診断
自分自身ずっとどこかに生きづらさを感じていてそれがなんなのかわからないまま20代半になっていました。
ある日、HSPという言葉をSNSで見かけて「私はこれかもしれない・・・!」といくつか診断を受けたところ、驚くほどに当てはまりました。
そんな、自分が自分の状態を知るきっかけになったおすすめの診断をいくつかご紹介します。
ちなみに診断を受ける際に基準として
- 設問が多いか
- どこかの団体がだしている診断か
これらにあっている診断が客観性のあるデータがとれている診断だろうと考えて受けていました。
以下3つご紹介します。
- The Heighly Sensitive Personのサイトの診断
http://hspjk.life.coocan.jp/Self-Test.html - HSP診断テスト
https://hsptest.jp/ - 新宿ストレスクリニックの診断
https://www.shinjuku-stress.com/column/psychosomatic/hsp/
いずれも団体やHSP提唱者による診断。ある程度の(十分な)信憑性のあるサイトかと思います。
私自身もこれらの診断の結果全てでHSPの気質が非常に高い結果が出ました。
特に1はHSPの提唱者であるアーロン博士のサイトの診断なので、HSPに悩まれている方はぜひ診断をおすすめします。
HSPの理解におすすめの本
HSPを自覚してからは、どのように生きていけばいいのか悩みあらゆる本を読みました。
そこで出会ったおすすめの本を何冊かご紹介します。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
アマゾンで人気ランキングに常に入っている本です。
繊細な自分とのうまい付き合い方を学べた一冊です。これの通りに生きれば少しは楽になるかもと希望が持てました。中身も読みやすく書いてあったので、手に取りやすい一冊です!
鈍感な世界に生きる 敏感な人たち
この本はデンマークで多くのHSPの人々と関わってきた著者が、HSPの気質を実際のデータをベースに書いている本です。共感する部分は多いのですが、客観的な視点が多く、イラストもないため読んでいて疲れない本かと思います。
ポジティブなイラストでもなんとなく見ていて疲れてしまうという人にはこのくらい静かなデザインの本は読みやすいかなと感じました。
世界中でこの気質を持っている人はいるのだなと気づかされた本でもありました。
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繊細すぎて生きづらい ~私はHSP漫画家~
HSP作者の方の漫画です。読んでいると、あーこれは自分のことだと共感の嵐です。
なんか自分を納得してあげられないという性質や、弱い部分まで等身大で描いてくださっているのでとても読みやすいです。
(これもKindle Unlimmitedの対象でもあるので、会員の方は無料で読めてお得です!)
敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本
こちらの本はHSPならではの特徴ごとに解説されているので、セルフチェックのように読んでいました。目次を見ていると、自分のダメな性質を箇条書きにされているようで少し悲しくなってしまったのですが、実際に読んでみると特徴とセルフケアの方法が書かれていて、お守りのような一冊になりました。
枕元に一冊あると、寝る前の1人反省会(HSPあるあるだと思っている)が落ち込みすぎずに眠りにつけるかもです。
最後まで読んでHSPを知ってくださったあなたへ
自分自身、まだ自分がHSPだということを周囲は知りません。カミングアウトというほどのハンデではないと感じているけれど、でもちょっとだけ知って欲しいかもしれない。そんな気持ちでいます。
でも、HSPという性質を知ってから今日までの数ヶ月で、いままで27年間生きてきたそれはもういろ〜んな辛さに納得がいって、すごくすっきりしている毎日です。
これからのブログではそんな今まであったネチネチ覚えているHSPな出来事もご紹介していけたらと思っています。もちろん辛いだけではなくて、HSPだから得をした場面もたくさんあります。
せっかくの性質。ちょっとでもポジティブに変えられたらいいなと思う次第です。
辛さを感じる方は、先ほど紹介したようにクリニックやカウンセリングも受けてみるといいかもしれないです。
ひとりでも生きづらさを感じる人が減ってくれますように。