コロナで自宅で過ごす時間が増えた人、多いのですよね。
私自身もコロナで在宅ワークになり、現在まで平日は基本、家で仕事をしています。
なれてきたとはいえ、出社と比べてやはりメリハリのない日々。仕事の忙しさや、環境の変化の無さ、リアルの人との関わりの少なさから落ち込むことが増えてしまった気がします。
そんな私が、お家時間を見直したい、もっと心が穏やかになる暮らしをしたい、と考えてたどり着いたのがフィンランド式の暮らしです。
フィンランド式の暮らしというと、なにか大変そうな印象を持たれてしまうかもしれませんが、本当に簡単な3つをお家時間に取り入れてみただけです。
自分自身、フィンランド式を生活に取り入れてから数ヶ月、余裕がなかった毎日に少しずつ、心と時間のゆとりが増えた気がします。
今日は、そんなフィンランドのライフスタイルに影響を受け、自分が実際に取り組んでみておすすめしたい習慣3つと、参考にした本3冊をご紹介したいと思います。
そもそもフィンランドってどんな国?フィンランド式の暮らしとは?

フィンランドというとムーミンの国?税金が高い国?オーロラが見れる国?
そんな印象の人も多いのでは?と思います。
マリメッコに、コーヒーに、バカンス、サウナに森林浴、これらは全部フィンランドのキーワードです。しかし、それよりも私にとって印象的だったのは日本よりも圧倒的にお家で過ごす時間が長い国ということです。
なんでフィンランドの人は家で過ごすのか?
フィンランドの人が家で過ごす時間長い理由はこんな背景があるそうです。
・夏季休業が1ヶ月もあるから
・基本的に残業はしないで夕方には退社するから
・日照時間が日本よりも短いので家で過ごす時間が増えるから
・冬はマイナスになるのでおこもりが当たり前になるから
・外食がちょっと高いから
冬は寒いし、日照時間は短い国。厳しい気候の中で生きているうちに自分の家で過ごす時間を快適にするようになったそうです。(過重労働が騒がれ、夏休みを一週間取れていない人すら多い日本とはライフスタイルが大違いですね・・・)
コロナになる前からお家で過ごす時間が長かったフィンランドでは、きっと日本ほど家の中での「コロナ疲れ」を感じている人が少ないのでしょうね。
お家時間を快適にしているフィンランドの生活を知れる本を読んでから「家もきちんと快適な空間に整えていけば悪くないな」と思えるようになりました。
お家時間を丁寧にするための習慣3点をご紹介したいと思います。
フィンランド式に見習った習慣①:物を慎重に買う

フィンランドの人は消費するようにショッピングをしません。
ものは自分の人生の時間をともにするのだから、適当なものを買わない、そういう思考のようです。
親からアンティークの家具を受け継いだり、ものが壊れたら修理したり。服も流行りの服を毎年買い直したりする人は少ないようです。
フィンランドにGUがあっても流行らないかもしれませんね。
自分自身は、今までショッピングがストレス解消法で、雑誌を見て気になった流行りの服を毎年買い直してました。雑貨も気になったものはとりあえず買って帰ってきて、どこに置くのかを後から考えていました。しかし家でネットでショッピングをすることが増えた今、フィンランド式の考え方を採用しています。
AmazonやIKEAで購入ボタンを押す前には、「キッチンにこの雑貨は合うかなあ?」など、考えて買うことで、家に無駄なものが増えなくなり、視界がすっきりしました。
フィンランド式に見習った習慣②:コーヒーでひとやすみ

フィンランドはコーヒーの消費量が世界一。
職場でも、コーヒー休憩の時間を設けることが法律で義務付けられています。
午後にコーヒーを飲むためにわざわざ休憩の時間があるなんて日本人からしたら驚きですよね。
私自身、環境も変わらず、運動も減った在宅での仕事では、15時ごろには集中力も切れてしまっています。でもやらないと終わらないからぶっ通しで作業。腰も背中も疲れて、へとへとになりながら残業をする・・・そんな生活でした。
そこで思い切って、フィンランド式の休憩を午後に15分入れることにしたら全然違いました。
15時にコーヒーを入れるために立ち上がって、お湯を沸かしながら軽く体をねじったりさすったり。窓を開けて、外の空気を感じながらコーヒーを飲むようにしています。
仕事中だけどあえて仕事から頭をそらすために「リンネル」をぺらっとめくったり、ヒーリングミュージックをかけてみたり。
そんな15分のコーヒー休憩を取るようにしたら、その後の仕事の集中力が格段に上がりました。
仕事しなきゃなのにこんなことしていていいのか?!と最初は思っていたのですが、15分休んだんだからこそがんばらなきゃ!という気持ちにもなるのでおすすめです。
フィンランド式に見習った習慣③:本を読む

フィンランドの人は読書の量が多いそうです。
国民の多くが図書館を利用し、夏季休業の1ヶ月間には森のコテージに籠って読書を行う人も多いとか。サウナやDIYを趣味の人も多いフィンランドでは、自分の知識や身の回りを豊かにしていくことに時間をかける人が多い印象です。
私もフィンランド式を見習って、SNSやテレビを見る時間を意識して減らして、本を読む時間を増やしてみました。お風呂に入りながら読んでみたり、食後にだらだらとみてしまうテレビを止めて雑誌をめくってみたり。
大きな取り組みではありませんが、自分で情報を選んで受け取れることは快適さに繋がると感じました。SNSを見ていると自分にとって不快な情報も目に入ってきます。でも、読書は自分でその時の気分に合わせた情報を選べるのです。
落ち着いた気分の時には小川洋子さんや瀬尾まいこさんのような優しい小説を読むといいし、やる気がみなぎっている時にはビジネス書を読むのもいい。自分が受け取る情報を調整することで心に余裕が生まれました。
コロナのニュースや、SNSでの緊急事態宣言への私見などを見ることに疲れている方はぜひ読書の時間を増やすことをおすすめしたいです。
フィンランド式が知れる本3冊
どの方法も本当に簡単に生活に取り入れられると思います。日常の小さな習慣が毎日を優しいものに変えてくれるんだと思いました。
私のようなHSP気質の人、仕事の忙しさに負けそうな人は、フィンランド式を少し取り入れてみませんか?
私もフィンランドの本をもっと読んで丁寧な生活の知恵を深めていきたいと考えています。
今回自分が参考にした本はこちらの3冊なので良ければ参考にしてみてください〜。
では、今日の残りの時間も心に優しい一日を。